12.睡眠薬は医師の指示で正しく使えば安全
●一定時刻に服用し就床
●アルコールとの併用をしない
もやべ 「眠れない時に羊を数えると言いますが、1001目から黒い羊になるって本当ですか?」
阿蘭先生「はぁ?何の話ですか?」
もやべ 「都市伝説なんですけど、普通の羊は白ですよね。」
阿蘭先生「考えればわかりそうなことなんで、都市伝説にすらなっていないと思うのですが。
それでは今晩試してみたらどうでしょうか。」
もやべ 「その手があったか!では、睡眠薬を飲んでいるとクセになってドンドン量が増えていくとか、
睡眠薬を連用するとボケるというのはどうでしょうか?」
阿蘭先生「それは都市伝説ではないですね。」
もやべ 「それではクセになったり、ボケたりするわけですか。」
阿蘭先生「ん~、それはですね昔使われていたバルビツール酸系睡眠薬は、耐性・依存性・離脱症状が強くのですが、
現在使われているベンゾジアゼピン系などの睡眠薬は、正しく使用すれば、こうした性質がきわめて弱く問題はありません。」
もやべ 「では今はちゃんと医師の指示で正しく使えば安全なんですね。」
阿蘭先生「はい、しかしその昔のイメージの『クセになったり、ボケたり』というのが独り歩きして
睡眠薬や医者が信頼されなくなり、本来は効果がちゃんとある薬が利かなくなるのは問題ですね。」
もやべ 「薬や医者に対する信用で効果が変わってくるんですか?」
阿蘭先生「はい、プラシボー効果と言われる心理が働きプラスにもマイナスにも働きます。」
もやべ 「プラシボー効果とはどうゆうものですか?」
阿蘭先生「プラシボー効果は日本語に訳すと偽薬効果というものですが……心理学の実験で風邪をひいてる人に
風邪に対して効果がない塩の錠剤を『風邪薬』と言って渡すと風邪が治ってしまう心の働きです。」
もやべ 「へぇぇ、このプラシボー効果がマイナスに働くと睡眠薬が効きづらくなるわけなんですか。」
阿蘭先生「人の気持ちというのは大事な要素です。治療や薬をちゃんと信頼して飲むようにしないとダメですね。」
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