2月26日に行われた東京マラソンは、昨年と同じように市民ランナーが日本人での1位を獲得し、みんなを驚かしました。
その注目を集めた日本人1番手で大会2位の藤原新さんが“無職”というのも、驚かされた一因です。
藤原さんは、2年前はJR東日本の実業団に所属していましたが、駅伝中心の練習に疑問を感じて退社しました。
次に健康用品の製造・販売会社と3年契約を結んだが、経営難から給与が支払われなくなり、昨秋契約解除となりました。
その後、貯金を切り崩しながら練習をし、大会に挑戦しています。
ハングリー精神ですね。「走っていて苦しい時は『BMW、ロンドン、プライズマネー(賞金)!』と心の中でとなえて走った。」そうです。
昨年度活躍した川内優輝さんは公務員の市民ランナーであり、今年は残念ながら日本人9番手の14位でした。
昨年の東京マラソンのあと、実業団から入って欲しいと声をかけられたそうだが、「それならなぜ大学を卒業した時に声をかけてくれなかったんだ。実業団に入らなくても結果は出せた。」と語ったそうです。
実際、東京マラソンで有名になったことにより多くのファンが付き・・・一日のうち練習として2時間しか取れないのですが・・・練習のランニングがやりずらくなったそうです。実業団に入れば練習時間がもっともっと多く使えるようになるのですが、ここでも自分を追い詰めるハングリー精神が感じられます。
藤原さんは「僕と川内君は瀬古(利彦)さんと中山(竹通)〈※注〉さんみたいな関係ですかね?」と、コメントしていますが、本当にいいライバル関係だと思います。
ロンドンオリンピックの選考はどうなるかわかりませんが、みんな頑張って欲しいです。
〈※注〉1980年代後半に瀬古利彦や中山竹通、宗茂、宗猛兄弟、新宅雅也らと日本マラソン界をリードしていたが、特に瀬古VS中山のライバル関係は注目を集めた。
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