「イライラするのはカルシウム不足」という話を聞いたことはないでしょうか?
カルシウムといえば“骨”というイメ-ジがありますが、体の中で使われるカルシウムは骨だけではありません。
カルシウムはイオンとして神経伝達に関与し、興奮や緊張などの刺激に対する神経の感受性を緩和し、ストレスを和らげる効果があります。
カルシウムが骨というイメージが強いのは、体の中で使われる割合が大きいからではないでしょうか。

人体のカルシウムの99%は骨にあり、細胞内にあるのは1%で・・・細胞外には0.1%になります。
その0.1%のうち細胞外液としてののカルシウムは蛋白と結合して存在するもの(約41%)、クエン酸イオンやリン酸イオンなどの陰イオンと結合して存在するもの(約9%)、カルシウムイオンとして存在するもの(約50%)になります。
この中で活性をもつカルシウムはカルシウムイオンだけで、これが神経伝達物質を調整して神経の働きを正常に保ちます。
体で働くカルシウムの重要な働きは、上記の神経伝達物質の調整以外では、筋肉の収縮があります。
これは主に細胞内にあるカルシウムが活躍します。
他には怪我などで出血したときに、固まるのもカルシウムの作用です。
重要な主だった働きは骨、神経伝達物質の調整、筋肉の収縮、血液凝固ですが・・・これら以外にも
・生体膜を構成し、膜の安定化と透過性を保つ
・多数の酵素や酵素系の調節、活性化への関与
・細胞分裂・分化を促す
といった働きもします。
さてさて骨自体の重要な働きはカルシウムの貯臓です。
上記のように体の中でいろいろな働きをするカルシウムが不足すると、骨から血液の中へカルシウムを供給したり、逆に骨へ血液中のカルシウムをとりこんだりしながら血液中のカルシウムの濃度が変わらないようにしてます。
その貯蔵されたカルシウムの調節をするのが、副甲状腺ホルモン、カルシトニン(甲状腺ホルモン)、ビタミンD3などです。
もしカルシウム不足でイライラするというのなら、
副甲状腺ホルモンなどの働きを第一に疑うべき(低カルシウム血症など)で、骨に貯蔵されたカルシウム(99%)を差し置いて不足している、というのは・・・全くないとは言いませんが・・・かなり稀なありえないような話でしょう。
イライラするならばシッカリ歩いてストレス発散。
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