ちゃんと向き合うとは

土曜日のクイズです。


もやべくんがマイナス５キロを目標にダイエットをしました。
リバウンドなしに成功させる為の目標の立て方はどれでしょう？
1.目標達成のご褒美として、好きなスイーツをちょっと食べる。
2.目標達成のご褒美として、好きなアーティストのＣＤを買う。
3.目標達成のご褒美として・・・特に何もしない。


阿蘭先生「もやべくん、どれだと思う。」

もやべ　「ん～、裏をかいて１番なんかいいかも。シナモンシューなんか３個は食べてたけど１個ぐらいに控えて。」

阿蘭先生「あぁ、あれはおいしいからね。」

もやべ　「２番のアーティストというとミュージシャンじゃなく画家の方のアーティストのほうがいいんだけど。」

阿蘭先生「問題自体一般向けに直しているからね。まぁ、自分の趣味のものに費やすということだね。」

もやべ　「それならキング・カービーの画集とか永井博の・・・」

阿蘭先生「却下！」

もやべ　「へ？」

阿蘭先生「その話は却下。話し出すと長くなるだろう。」

もやべ　「じゃあ、３番は・・・味気ないな。ストレスが溜まりそう。」

阿蘭先生「ではそろそろどれがいいかな。」

もやべ　「２番ですね。どうでしょう。」

阿蘭先生「はずれですね。まず設問の“ご褒美”というのが問題アリです。」

もやべ　「それなら自動的に１番も不正解ですね。」

阿蘭先生「“自分へのご褒美”というのは耳障りのいい言葉だけど、ダイエットするという目的と結びついていませんね。」

もやべ　「確かにダイエットで得られるものは健康な体とか他人からの見た目が気にならなくなどですよね。夏にビキニ！いいですよね！」

阿蘭先生「夏にビキニ、いいですよね！・・・じゃなくて、ダイエットとの目的とのずれが甘えの助長になってしまっていることです。」

もやべ　「３番が正解ということは、甘えを排除していることが理由なんですね。」

阿蘭先生「そうです。肥満や喫煙がアメリカでは出世できないというのは良く知られていますが、自己管理ができない原因が甘えなんです。」

もやべ　「シビアですね。ダイエットを成功させるためにご褒美を設定することはよくあるけど、それではまだ甘えがあるということですね。」

阿蘭先生「そうですね。しかしダイエット中にストレスを溜めすぎてしまうということがありますので、ストレスに耐え切れない人には必要なので、ご褒美設定を一概に否定はできないですね。」

もやべ　「ん～、ご褒美設定ですか。そうですね、なんのためのダイエットかということですね。」

阿蘭先生「嫌々やっている場合にはご褒美は効果的だけど後が続かないからね。」

もやべ　「だからリバウンドしてしまうんですね。」

阿蘭先生「何のためにダイエットするかということをよく考えて、自分で納得して・・・」

もやべ　「この話ってメタボのときの“ちゃんと向き合う”ということの考え方ですか。」

阿蘭先生「正解！( ^o^)ノ◇山田く～ん座布団持ってきて。」

もやべ　「ははは、こんな説教臭い話は対話形式じゃないと読まないですね。」

阿蘭先生「だね、ってこれが話の落ちか。」




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