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コホート研究

前回までのあらすじ
新聞記事の”睡眠時間が5時間未満の場合、5時間以上に比べて肥満の人が約1・4倍であることがわかった”という文章を読んで、
もやべくんは 5時間以上の人と5時間以上の人の1.4倍を足した数は調査の母集団(2万1693人)になるとして計算した。
その結果、5時間以上の人は9039人でその1.4倍の12654人を肥満の人とした(9039+12654=21693人)。
しかし、阿欄先生からその計算がおかしいと指摘された。
どこがおかしいのだろうか?

阿蘭先生「新聞の記事からはわかりづらいが、これは疫学調査研究のコホート研究というやり方ですね。」

もやべ 「コホートってローマ時代の300人程度の軍隊のことですよね。」

阿蘭先生「そうです。この研究方法ではコホートのように決められた人たちの集団を元に調査をするのです。」

もやべ 「ではこの睡眠時間の調査では21693人は1999年と2006年に入れ替わることなくすべて同じ人なんですね。」

阿蘭先生「そうですね。例えば1999年にいた3人が出て行き、2006年に別な3人が追加されたというようなことはない、ということです。」

もやべ「どうゆう調べ方をするんですか。」

阿蘭先生「この場合なら21693人のうち睡眠が5時間未満と5時間以上の集団に分けます。」

もやべ 「もしかして5時間未満の人のうち肥満の人が何人、肥満じゃない人が何人と数えるんですか。」

阿蘭先生「正解。同様に5時間以上の人でも肥満の人とそうでない人を数えます。」

もやべ 「正解なら座布団くださいよ。」

阿蘭先生「昨日の計算が変だったからナシ!そして5時間未満の肥満の人の数と5時間以上の肥満の人の数を比べると・・・」

もやべ 「数を比べると1.4倍ということなんですね。」

阿蘭先生「昨日の計算がなんで変だったのかわかったようですね。」

もやべ 「昨日の計算では5時間未満の睡眠の人の数=肥満の人の数、5時間以上の人の数=肥満でない、と考えてしまったんですね。」

阿蘭先生「そう、5時間以上寝てる人でも肥満に人はいるわけです。」

もやべ 「するってーと、何かい?次の文章の”99年で肥満の人は06年に睡眠時間が短くなっている傾向があり”というのは・・・

     睡眠が5時間以上の肥満の人が5時間未満になっている、ということですか。」

阿蘭先生「そんなことは書いてない。短くなる傾向があるということだから・・・睡眠が5時間以上と5時間未満の人の肥満の人が、

     文章どおり睡眠時間が短くなっている、ということです。その中には5時間以上から5時間未満になった人もいるでしょうけど。」

もやべ 「なるほどね。だけど5時間未満の肥満の人が14人で5時間以上の肥満の人が10人ということもあるわけですね。」

阿蘭先生「ハハハハ。そのとおりだね。でもそんな数字だったら意味ないですね。そこで先生は調べてきました!」

もやべ 「『そこで先生は調べてきました!』ってテレビ番組の平成教育委員会風ですね。」

阿蘭先生「似てましたか。えーとですね、元データーそのものはネット上から拾えませんでしたが

     他の新聞で調べたところ、肥満でない人の数が1999年で約1万1400人です。ちなみに肥満は体格指数BMIが25以上の人となってました。」

もやべ 「元データーがないのは残念ですね。しかし、この数字での調査なら信頼できそうですね。」

阿蘭先生「やっと納得できたか?」

もやべ 「はい。だけど文章を正確に読み取るっていうのは結構大変ですね。」



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