レム睡眠 ノンレム睡眠
医療 - 2011年07月01日 (金)
1.睡眠時間は人それぞれ、日中の眠気で困らなければ十分
●歳をとると必要な睡眠時間は短くなる
もやべ 「今日は“歳をとると必要な睡眠時間は短くなる”ですね。」
阿蘭先生「はい。まず標準的な世代の睡眠時間は、2歳までは一日の半分以上寝ていますが、10歳になると8~10時間、
成人では6.5~7.5時間であり、60歳以降は短くなり、70歳以降では6時間程度と言われてます。」
もやべ 「高齢者はなぜ短くなるのですか?」
阿蘭先生「体内時計の加齢変化によるもので、睡眠だけではなく、血圧、体温、ホルモン分泌など睡眠を支える多くの生体機能リズムが前倒しになるためです。」
もやべ 「前倒しですか。だから早寝早起きなのですか。」
阿蘭先生「そうです。それと眠りが浅くなってくるのも高齢者の特徴ですね。」
もやべ 「眠りが浅いとちょっとした物音や尿意で起きてしまうということですね。」
阿蘭先生「はい。浅い眠りのレム睡眠が増えて、深い眠りのノンレム睡眠が減ってしまうという加齢変化によります。」
もやべ 「……浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠とはどんなものですか?」
阿蘭先生「レム睡眠は身体が眠っているのに、脳が活動している状態です。ノンレム睡眠はレム睡眠ではない状態です。」
もやべ 「ノンレム睡眠はレム睡眠ではない状態?!」
阿蘭先生「そう。そのノンレム睡眠は浅いまどろみの状態からぐっすり熟睡している状態まで、脳波をもとに4段階に分けることができます。」
もやべ 「ははぁ~、つまりレム睡眠でない4段階の脳波をまとめてノンレム睡眠ということなんですね。」
阿蘭先生「そうなんです。ノンレム睡眠とレム睡眠は約1.5時間の単位をつくり、いくつかの単位がまとまって一夜の睡眠を構成しています。
最初の2単位つまり寝入りばなの約3時間のあいだに、たいへん質のよい眠り(深いノンレム睡眠=熟睡)が,まとめて出現します。」
もやべ 「質のよい眠りですか。」
阿蘭先生「それ以後は,浅いノンレム睡眠とレム睡眠の組み合わせとなります。さてさて前回でナポレオンとアインシュタインの話をしましたね。」
もやべ 「ショートスリーパーとロングスリーパーですね。」
阿蘭先生「ロングスリーパーの深いノンレム睡眠の量は、ショートスリーパーとほとんど同じだと言われています。
ショートスリーパーと違って、睡眠に占めるレム睡眠や浅いノンレム睡眠の割合が高く、非常に効率の悪い睡眠の取りかたをしているのです。」
もやべ 「へぇぇ~、じゃあナポレオンは質のよい3時間睡眠をしていた、ということですね。」
阿蘭先生「話を戻しますと、浅い眠りのレム睡眠が増えて深い眠りのノンレム睡眠が減ってしまうというのは、効率が悪い睡眠の取りかたになってしまうのですね。」
もやべ 「70歳以降では6時間程度なのに眠りが浅い。ならば寝床に入る時間を増やして調整すればいいのでは?」
阿蘭先生「実際に高齢者ほど寝床に入っている時間が長いことが分かっています。」
もやべ 「時間的余裕があるならばそうする方がいいみたいですね。」
阿蘭先生「いやいや。やることがないから寝床に入る、というのは良くないですね。寝つきは悪くなりますし、中途覚醒が増えてしまいます。」
もやべ 「あちゃぁ、そうなるんですか。と、なると……なんか質の悪い睡眠の悪循環になりそうですね。」
阿蘭先生「そうですね、その結果として眠れぬままに寝床でうつらうつらしている時間が増えて睡眠の満足度も低下してしまいます。」
もやべ 「どうすればいいですか。」
阿蘭先生「早朝覚醒それ自体は病気ではありません。眠気が出たら寝床につき、朝方に目が覚めて二度寝ができないようであれば寝床から出るようにしたらいいです。」
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もやべ 「今日は“歳をとると必要な睡眠時間は短くなる”ですね。」
阿蘭先生「はい。まず標準的な世代の睡眠時間は、2歳までは一日の半分以上寝ていますが、10歳になると8~10時間、
成人では6.5~7.5時間であり、60歳以降は短くなり、70歳以降では6時間程度と言われてます。」
もやべ 「高齢者はなぜ短くなるのですか?」
阿蘭先生「体内時計の加齢変化によるもので、睡眠だけではなく、血圧、体温、ホルモン分泌など睡眠を支える多くの生体機能リズムが前倒しになるためです。」
もやべ 「前倒しですか。だから早寝早起きなのですか。」
阿蘭先生「そうです。それと眠りが浅くなってくるのも高齢者の特徴ですね。」
もやべ 「眠りが浅いとちょっとした物音や尿意で起きてしまうということですね。」
阿蘭先生「はい。浅い眠りのレム睡眠が増えて、深い眠りのノンレム睡眠が減ってしまうという加齢変化によります。」
もやべ 「……浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠とはどんなものですか?」
阿蘭先生「レム睡眠は身体が眠っているのに、脳が活動している状態です。ノンレム睡眠はレム睡眠ではない状態です。」
もやべ 「ノンレム睡眠はレム睡眠ではない状態?!」
阿蘭先生「そう。そのノンレム睡眠は浅いまどろみの状態からぐっすり熟睡している状態まで、脳波をもとに4段階に分けることができます。」
もやべ 「ははぁ~、つまりレム睡眠でない4段階の脳波をまとめてノンレム睡眠ということなんですね。」
阿蘭先生「そうなんです。ノンレム睡眠とレム睡眠は約1.5時間の単位をつくり、いくつかの単位がまとまって一夜の睡眠を構成しています。
最初の2単位つまり寝入りばなの約3時間のあいだに、たいへん質のよい眠り(深いノンレム睡眠=熟睡)が,まとめて出現します。」
もやべ 「質のよい眠りですか。」
阿蘭先生「それ以後は,浅いノンレム睡眠とレム睡眠の組み合わせとなります。さてさて前回でナポレオンとアインシュタインの話をしましたね。」
もやべ 「ショートスリーパーとロングスリーパーですね。」
阿蘭先生「ロングスリーパーの深いノンレム睡眠の量は、ショートスリーパーとほとんど同じだと言われています。
ショートスリーパーと違って、睡眠に占めるレム睡眠や浅いノンレム睡眠の割合が高く、非常に効率の悪い睡眠の取りかたをしているのです。」
もやべ 「へぇぇ~、じゃあナポレオンは質のよい3時間睡眠をしていた、ということですね。」
阿蘭先生「話を戻しますと、浅い眠りのレム睡眠が増えて深い眠りのノンレム睡眠が減ってしまうというのは、効率が悪い睡眠の取りかたになってしまうのですね。」
もやべ 「70歳以降では6時間程度なのに眠りが浅い。ならば寝床に入る時間を増やして調整すればいいのでは?」
阿蘭先生「実際に高齢者ほど寝床に入っている時間が長いことが分かっています。」
もやべ 「時間的余裕があるならばそうする方がいいみたいですね。」
阿蘭先生「いやいや。やることがないから寝床に入る、というのは良くないですね。寝つきは悪くなりますし、中途覚醒が増えてしまいます。」
もやべ 「あちゃぁ、そうなるんですか。と、なると……なんか質の悪い睡眠の悪循環になりそうですね。」
阿蘭先生「そうですね、その結果として眠れぬままに寝床でうつらうつらしている時間が増えて睡眠の満足度も低下してしまいます。」
もやべ 「どうすればいいですか。」
阿蘭先生「早朝覚醒それ自体は病気ではありません。眠気が出たら寝床につき、朝方に目が覚めて二度寝ができないようであれば寝床から出るようにしたらいいです。」
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